男性のED(勃起不全)はどうして起こってしまうの?

EDの原因って何?

EDの原因って何?

EDはどうして起こるのかについては大きく分けて3つのタイプに分けられます。1つ目は血管あるいは神経に問題があるタイプです。

動脈硬化によって血流に支障が出ると、陰茎に送られる血液も少なくなって勃起状態を維持することができなくなります。肥満による高脂血症や糖尿病の人は動脈硬化を引き起こしやすいので、EDのリスクも高いです。

神経の異常でも勃起が正常に行われなくなるのは、性的な刺激を陰茎に送れなくなるためです。性的な刺激は中枢神経から脊髄神経、末梢神経を通って陰茎に信号を伝達し勃起を促しています。

脳出血やアルツハイマー病、パーキンソン病などの神経障害を伴う病気でも性機能の低下が見られやすいです。前立腺がんや膀胱がんでこれらの臓器を摘出する手術では、勃起に関係する血管や神経を傷つけやすく、交通事故の後遺症で勃起障害が起こることもあります。

病気や事故以外でも年をとると血管や神経が衰えることで、EDに悩む人は増えてきます。2つ目は心因性のもので、若い人にもよく見られます。パートナーにプライドを傷つけられたり、仕事が上手くいっていなかったりと精神的なストレスが強いと勃起しにくくなります。

勃起をする時は副交感神経が優位になりますが、この自律神経はリラックスした時に働くのでストレスで交感神経が活性化していると抑制されます。

ストレスが何かを自分で把握できているので、カウンセリングや抗うつ剤などの薬で改善しやすいです。自分で分かっていない範囲で強いストレスを感じている時は、深層心理が原因と考えられます。

幼い頃に受けた性的虐待や性同一性障害などがこれに含まれます。深層心理を探るのは非常に難しいので、症状の改善までに時間がかかります。ストレスを解消する必要があるので、加齢が原因のEDのようにバイアグラなどを服用してもあまり効果的ではありません。

3つ目は薬の副作用です。解熱剤や抗けいれん薬、向精神薬のような中枢神経や末梢神経に作用する薬を飲んでいると、まれに勃起を阻害することがあります。普段飲んでいる薬の服用を止めればほとんどが改善します。

しかし自己判断で飲むのを止めて持病が悪化する恐れがあるので、必ず医師に相談します。薬剤性EDは生命の危機を伴わないので、薬の副作用の中でも軽視されがちです。医師や薬剤師によっては知識が乏しいこともあるので、主治医の見解に満足できない場合は他の医師にも相談します。